柵の中の配置を崩す
投稿者と友人たちは、地元で近づくなと言われていた山の一角へ入ります。柵の中には、六角形を作るように木と縄が置かれ、中央近くの箱には細い棒が差してありました。意味を知らない一人が棒を動かし、配置を崩します。
帰ろうとすると、木の間に白い女が立っています。腕が二本ではなく、上半身の周りから何本も伸びていました。全身を見た者の様子が急におかしくなり、仲間は家へ逃げ帰ります。連絡を受けた父親たちは、子どもだけでは済まないと判断し、封印を管理する家へ向かいました。

語りの移り変わり
- 2011年6月26日立入禁止の山中で封印を崩す長編怪談が2ちゃんねるへ投稿される。
- 2010年代まとめサイト、朗読動画、フリーゲームで六本腕と蛇の姿が広く描かれる。
- 2023年高校生の研究論文で、怪談内の表記変化や文章構造が分析される。
下半身を見なければ祓える
管理する家には、葵という巫女と伯父がいます。二人は若者たちが何を動かし、怪異のどこまで見たかを一人ずつ確かめます。箱の棒を直接動かした者は強く狙われ、家へ戻ってから体の痛みを訴えました。
白い女の下半身を見ていないと答えると、時間はかかるが祓えると言われます。本来の姿では下半身が大蛇につながっており、そこまで見た者は助けにくい。若者たちの前には巫女の上半身だけが現れ、すぐには殺さず、封印を壊した者へ付きまとっていました。

大蛇へ差し出された巫女
昔、人を食う大蛇に苦しんだ村が、強い力を持つ巫女の家へ退治を頼みました。選ばれた巫女は大蛇と戦いますが、隙を突かれて下半身を食われます。それでも戦いを続けた巫女を、村人たちは見捨てました。
村人は巫女を生贄にする代わりに村を襲わないよう大蛇と取り引きし、残った腕を切り落として差し出します。やがて大蛇は姿を消し、村人十八人が片腕を失った状態で殺されました。生き残った四人が、蛇と巫女の恨みが一つになったものを封じます。

六と四を組み合わせた封印
祠の周囲にある六本の木と縄、箱へ差した六本の棒は、失われた腕や殺された者を数えて配置されたと説明されます。四隅の壺は生き残った四人に対応し、囲いの形が崩れなければ怪異は中へ留まります。
封印場所は永久に同じではなく、管理する家が時期を見て移すとされます。若者たちは偶然古い民間信仰の場へ入ったのではなく、今も一族が手入れする囲いを壊しました。父親たちがすぐ管理者へ連絡できたのも、土地の家々が危険を知っていたためです。

2011年の長編投稿
保存されたログでは、姦姦蛇螺の投稿は2011年6月26日、二十の書き込みに分けて掲載されています。前半では「カンカンダラ」と音だけで呼ばれ、由来が明かされた後に「姦姦蛇螺」の漢字が出ます。大阪府立大手前高校の研究論文も、この表記の切り替わりを取り上げています。
投稿後、姦姦蛇螺はゲーム、漫画、動画へ登場し、六本腕の巫女と蛇の下半身を持つ姿が描かれました。作品では封印場所や能力が加えられています。2011年の本文には特定の都道府県名がなく、実在する村の古い伝承として確認されたものではありません。




