現存

静岡県

夜泣石

静岡県掛川市の夜泣石について、旧東海道の難所・小夜の中山に伝わる、山賊に殺された妊婦の霊が石に乗り移って夜ごと泣いたという伝説と、安産・子育ての御利益で祀られる現状を切り分けて整理した心霊スポット調査報告書。曲亭馬琴や広重で全国に広まった経緯、夜泣石が二つ存在する理由、名物・子育て飴との結びつきをたどり、ただの丸石がなぜ日本屈指の泣く石になったのかを現地調査をもとに考察した。
埼玉県

天神氷川八幡合社

埼玉県上尾市藤波の天神氷川八幡合社について、菅原道真・素戔嗚尊・応神天皇の三柱を合祀した旧藤波村の鎮守という史実と、ひっそり心霊スポットとして名が挙がる現状を切り分けて整理した心霊スポット調査報告書。明治の火災による焼失と再建、かつて境内に湧いた「天神様の池」といった来歴をたどり、固有の怪談が乏しいにもかかわらず畏れが語られる理由を、天神と御霊信仰の歴史と夜の鎮守の森の空気から現地調査をもとに考察した。
埼玉県

所沢21ガード

埼玉県川越市の所沢21ガードについて、関越自動車道の下をくぐる歩行者専用アンダーパスという実像と、白い服の女性の霊や近づく足音、壁に浮かぶ顔のようなシミといった噂を切り分けて整理した心霊スポット調査報告書。確かな事件の記録が一次資料に乏しい点を踏まえ、隣接する霊園や低く狭く湿った構造が、全国共通の怪談テンプレをどう呼び込んで噂を育てたのかを現地調査をもとに考察した。
福島県

第二須賀川街道踏切

福島県郡山市の第二須賀川街道踏切について、老婆の霊が出る、夜に車で通るとフロントガラスに顔が張り付くといった噂と、田んぼに囲まれた現役踏切という地味な実像を切り分けて整理した心霊スポット調査報告書。確かな事故や事件の記録が一次資料に乏しい点を踏まえ、踏切という舞台装置と全国共通の怪談テンプレがどう結びついて噂を育てたのかを、現地調査をもとに考察した。
神奈川県

神揃山

神奈川県中郡大磯町の神揃山について、千年以上続く相模国府祭「座問答」の神事の場という史実と、明治から昭和にかけての自殺の名所という噂、山中の廃屋「科学者の家」をめぐる人体実験伝説を切り分けて整理した心霊スポット調査報告書。黒い人影や白いオーブ、ラップ音といった目撃談の出どころを、神聖な祭祀地という本来の性格と照らし合わせて検証し、噂がどこで生まれ何と混ざったのかを現地調査をもとに考察した。
静岡県

錦ヶ浦

静岡県熱海市の景勝地「錦ヶ浦(にしきがうら)」について、熱海多賀火山の噴出物と波食が刻んだ高さ約80mの断崖・伊豆半島ジオパークのジオサイト・朝日に五色へ輝く名の由来・昭和期の探検記録が残る観音窟(現在は国道拡幅で閉塞)といった公的資料、女性の霊・心霊写真・白い人影・崖下からの気配・幽霊タクシーの都市伝説や「自死の名所」として語られる噂の出どころを、実際の死の報道(一定の資料性)と心霊現象の証明は別であるという立場で切り分け、観光地としての明るさと断崖の暗い記憶の落差・夜間の現地検証・転落リスクと慰霊への配慮まで整理した心霊スポット調査報告書。
福島県

供中口古戦場・キリシタン殉教地・二本松藩刑場跡

福島県二本松市榎戸の「供中口古戦場(ぐちゅうぐちこせんじょう)」について、戊辰戦争で二本松藩の農兵司令士・三浦権太夫義彰が老兵や少年隊を率いて出陣し鏃を外した矢で応戦のうえ辞世「あす散るも色は変わりじ山桜」を残し自刃したと二本松市公式が伝える史実、二本松教会のキリシタン殉教碑と殉教祭・寛永9年の二本松藩14人処刑など地域のキリシタン弾圧史、供中河原を旧刑場跡とみる個人考察、正体不明の霊・鎧武者・少年や男性の霊・千人供養碑・近接する黒塚といった噂の出どころを、公的に確認できる史実と一次資料の裏付けが限定的な部分に切り分け、夜間の現地検証と慰霊・信仰の場としての敬意・安全面まで整理した心霊スポット調査報告書。
埼玉県

日野手新田八幡神社

埼玉県羽生市日野手新田に鎮座する「日野手新田八幡神社」について、旧利根川の乱流原・後背湿地に開かれた新田開発地という地形と地名の由来・町屋村の三左衛門による開発伝承・元禄郷帳の記載・江戸中期に勧請され祭神は誉田別命とする地域資料といった史料、女性の霊・大きな影・持ち帰り・神主一家が狂って自殺したという出典不明の噂・神社を囲む9箇所以上の祠といった噂の出どころ、事件の一次資料が確認できない中で祠の多さと夜間の静けさ・濃霧が怪談化を強めた構図、2022年11月の濃霧の深夜の現地検証、地域の信仰施設としての敬意と安全面を切り分けて整理した心霊スポット調査報告書。
静岡県

千本浜の首塚

静岡県沼津市の景勝地・千本松原(千本浜公園)の一角、本光寺に隣接する「千本浜の首塚」について、明治33年の暴風雨翌朝に千本松林で頭蓋骨が発見され弔われた供養碑であること・昭和29年の鈴木尚氏調査で百体以上の多くが青年男子の頭骨で中世末(室町中期〜戦国期の合戦・武田と北条の戦い)と推定された史料・首の病に効験があるとの信仰、男性の霊や首のない武士・火の玉・うめき声・足を引っ張られるといった噂の出どころ、人骨発見と供養碑の史実に心霊解釈が後付けされた構図、夕方の現地検証、供養碑としての敬意と安全面を切り分けて整理した心霊スポット調査報告書。
栃木県

青木病院

栃木県那須塩原市青木地区にある廃墟「青木病院」について、那須野が原の開拓史・青木周蔵の青木農場・国重要文化財の旧青木家那須別邸といった地域史、コンクリート打ちっ放しの未完成建築で病院営業の実態は公的資料で確認できず診察室風のカーテンレールが通称の由来とされる点、女性の霊・上階や3階の足音・気配・心霊写真といった噂の出どころ、用途不明の未完成廃墟が「病院」という通称と探索文化で心霊スポット化した構図、夕方の現地検証、立入禁止・廃墟の物理的危険と安全面を切り分けて整理した心霊スポット調査報告書。
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