第二須賀川街道踏切

福島県

1. 導入

皆さんこんにちは、奇怪千万です。
今回は福島県郡山市、第二須賀川街道踏切へ行ってきました。
名前だけ聞くと、ただの踏切です。
実際まわりは田んぼだらけで、昼間に行けば本当にのどかな田舎の踏切。
ところがここ、夜になると話が変わるらしい。
老婆の霊が出る。
車で通るとフロントガラスに顔が張り付く。
そんな噂がいくつもくっついている場所なんです。
踏切って、どうしてこう怪談が集まるんでしょうね。
その理由ごと、カブを走らせて確かめてきました。

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2. 史料を探す

正直に言います。
この踏切について、きちんとした史料はほとんど見つかりませんでした。
有名な事故の記録も、はっきりした事件も、一次資料には行き当たらない。
名前の由来は素直で、須賀川街道沿いにある二番目の踏切、というだけの話のようです。
郡山と須賀川を結ぶ古い街道筋に、線路がまっすぐ横切っている。
それ以上でも以下でもない、地味な現役踏切です。
つまりここを心霊スポットにしているのは、確かな出来事ではなく噂そのもの。
だからこそ、噂がどう育ったのかを追う価値があると思いました。

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3. 噂が育つ土壌

踏切という場所は、もともと怪談と相性がいい。
線路は生活圏をまっすぐ断ち切る境界線で、遮断機が下りれば「ここから先は危ない」と体で教えてくる。
事故が起きやすい構造だし、実際に各地の踏切には事故や自殺の話がつきまといます。
第二須賀川街道踏切も、その例にもれません。
さらにここは田んぼのど真ん中。
夜になると周囲に灯りがほとんどなく、視界が一気に狭まります。
車のヘッドライトだけが頼りの、真っ暗な一本道。
その先に踏切の警報機がぽつんと光っている。
怖い話を載せる舞台としては、これ以上ないくらい整っています。

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4. 現地調査

というわけで現地です。
昼間に下見した印象は、拍子抜けするほど普通でした。
田んぼ、あぜ道、現役の踏切。
カエルの声がうるさいくらいで、霊の気配なんて欠片もありません。
問題は夜です。
私はいつもの機材を積んで再訪しました。
サーモグラフィー、REM-POD、フルスペクトラムカメラ、バイノーラルマイク。
日が落ちると、本当に何も見えない。
踏切の警報灯と、遠くの民家の灯りだけ。
警報機が鳴って列車が通り過ぎる瞬間だけ、世界が一気に明るくなって、また闇に戻る。
この落差が、なかなか心臓に悪い。
温度計にもREM-PODにも、はっきりした異常は出ませんでした。
ただ列車が去った後の静けさの中で、田んぼの方からこちらをじっと見られているような感覚はありました。
気のせいだと思います。
たぶん。

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5. 語られている怪異

語られている怪異を整理します。
一番有名なのが老婆の霊。
踏切のあたりに年老いた女性の霊が立っている、見える、という話です。
次に多いのが、車で通るとフロントガラスに顔が張り付く、というもの。
夜にここを通過した人が、ガラス越しに知らない顔を見た、と語ります。
それから、誰もいないのに視線を感じる、警報機の音に混じって声が聞こえた、といった細かい体験談。
踏切の怪談としては、わりと王道のラインナップです。
特にフロントガラスの顔は、車社会の福島らしい怖さだなと思いました。

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6. 噂の出どころを追う

では出どころを考えます。
まず老婆の霊。
これは全国の踏切や峠で本当によく出てくるモチーフです。
特定の誰か、という具体性が薄く、いかにも後付けで足せる役どころ。
固有の伝承というより、踏切に貼り付く定番キャラクターに近い印象を受けます。
次にフロントガラスの顔。
これも各地のトンネルや踏切で語られる古典です。
ドライブレコーダーが普及した今、映った映らないの話と結びついて、より広まりやすくなった気がします。
要するに、この踏切固有の事件があって噂が生まれたというより、踏切という舞台に全国共通の怪談テンプレが流れ込んできた、という構図に見えます。

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7. 総合分析

まとめます。
この踏切に、特別な歴史があるわけではなさそうです。
少なくとも私が調べた範囲では、噂を裏づける確かな出来事は見つかりませんでした。
ではなぜ心霊スポットになったのか。
答えはたぶん、立地と装置の力です。
田んぼの中の真っ暗な踏切。
警報機の音と、列車の通過、そしてまた訪れる静寂。
この舞台装置が、もともとあった踏切怪談のテンプレを呼び寄せた。
老婆もフロントガラスの顔も、ここで生まれたというより、ここに引っ越してきたんだと思います。
霊がいるかどうかは、例によって分かりません。
ただ、夜のあの場所に一人で立てば、誰でも一つくらい怖い話を作りたくなる。
それだけは断言できます。

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8. 注意とアクセス

現実的な注意です。
第二須賀川街道踏切は現役の踏切で、列車が通過します。
当然ですが、線路内には絶対に立ち入らないでください。
警報機が鳴ったら速やかに離れること。
夜間の長時間の滞在や、踏切付近での駐停車は通行の妨げになります。
周囲は田畑なので、農地への立ち入りや農作業の邪魔も厳禁です。
近隣に民家もあります。
深夜の騒音やライト、ゴミの放置は大迷惑になるのでやめましょう。
場所は福島県郡山市、須賀川街道沿いの田園地帯。
車社会の土地ですが、私はいつも通りカブで向かいました。

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9. 引用・参考

第二須賀川街道踏切 全国心霊マップ ghostmap.jp/spotdetail.php?spotcd=2388
個人ブログによる現地レポート(昼間訪問・郡山市と記載) ameblo.jp ゆうちゃんねる
福島県の心霊スポット投稿まとめ(投稿型・出典精度に注意) 各種心霊マップ ほか

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