奇怪千万からのお願い

このサイトの記事が面白かった、役に立ったと思って頂けたら、一つお願いがございます。
Amazonで何か買う予定があるとき、その前に下のボタンから入って頂いて買い物をしていただくと
サーバーの運営費と心霊スポットやパワースポットの取材費になります。

ここから入って買い物をすると、金額の数%が紹介料として私に入ります。
貴方様の支払いが増えることは一切ありません。買う物も何でも構いません。
記事をもっとたくさん増やしたいので、ご協力をお願いします。

当サイトではアマゾンアソシエイト以外のアフィリエイトは使用しません
(記事が見づらくなるから・・・)

【心霊体験談】第1話 東京都心霊スポット 『八王子城』

カクヨム掲載「心霊体験談短編集」の導入記事です。実話・体験談・聞き書きをもとに、読み物として脚色を加えた怪談として扱い、全文転載はせず冒頭のみ掲載しています。

【心霊体験談】第1話 東京都心霊スポット 『八王子城』:僕の愛車スーパーカブのエンジン音が、山道の静寂に溶けていく

この話について

僕の愛車スーパーカブのエンジン音が、山道の静寂に溶けていく。 東京都八王子市。 都心から電車で一時間足らずの場所にそれはある。 北条氏照が築いた難攻不落の山城、八王子城跡。 天正十八年、豊臣秀吉の北条攻めの折に三万とも言われる軍勢によって城は陥落した。 城に残っていた女たちは辱めを受けるくらいならと、城山川へ身を投じた…

冒頭抜粋

僕の愛車スーパーカブのエンジン音が、山道の静寂に溶けていく。
東京都八王子市。
都心から電車で一時間足らずの場所にそれはある。

【心霊体験談】第1話 東京都心霊スポット 『八王子城』:僕の愛車スーパーカブのエンジン音が、山道の静寂に溶けていく

北条氏照が築いた難攻不落の山城、八王子城跡。

天正十八年、豊臣秀吉の北条攻めの折に三万とも言われる軍勢によって城は陥落した。

【心霊体験談】第1話 東京都心霊スポット 『八王子城』:都心から電車で一時間足らずの場所にそれはある

城に残っていた女たちは辱めを受けるくらいならと、城山川へ身を投じた。

以来、この地では水辺に女の霊が現れると語り継がれている。

【心霊体験談】第1話 東京都心霊スポット 『八王子城』:天正十八年、豊臣秀吉の北条攻めの折に三万とも言われる軍勢によって城は陥落した

僕の名前は奇怪千万。三十二歳。チャンネル登録者数は過疎だ。

深夜零時を回ったあたりでカブを停めた。
ヘルメットを外すと、十月の山の空気が顔を刺す。
息が白い。
駐車場には俺の愛車だけが、ぽつんと置き去りにされたように佇んでいた。

【心霊体験談】第1話 東京都心霊スポット 『八王子城』:以来、この地では水辺に女の霊が現れると語り継がれている

「さて」

独り言は動画でも普段の生活でも変わらない癖だ。
カメラを起動する。

【心霊体験談】第1話 東京都心霊スポット 『八王子城』:ヘルメットを外すと、十月の山の空気が顔を刺す

ウエストポーチにはトリフィールドメーター、サーモグラフィー、スピリットボックス、ばけたんワラシ、バイノーラルマイク、フィールドレコーダー、予備ライト2本、モバイルバッテリー。

これが僕の心霊装備だ。

【心霊体験談】第1話 東京都心霊スポット 『八王子城』:駐車場には俺の愛車だけが、ぽつんと置き去りにされたように佇んでいた

石段を上り始めた。懐中電灯の光の輪の中に、落ち葉と苔むした石畳が浮かびあがる。

静かだった。
虫の声すらしない。
十月にしては不自然なほどの、完全な無音。
それが最初の違和感だった。

【心霊体験談】第1話 東京都心霊スポット 『八王子城』:ウエストポーチにはトリフィールドメーター、サーモグラフィー、スピリットボックス、ばけたんワラシ、バイノーラルマイク、フィールドレコーダー、予備ライト2本、モバイルバッテリー

御主殿跡に着いたのは、出発から二十分ほど経った頃だった。
かつて城主一族が暮らしていたとされる平場。

草に覆われた礎石が、懐中電灯の光の中に整然と並んでいる。
僕はここで一度カメラに向かって状況説明を録った。

【心霊体験談】第1話 東京都心霊スポット 『八王子城』:ウエストポーチにはトリフィールドメーター、サーモグラフィー、スピリットボックス、ばけたんワラシ、バイノーラルマイク、フィールドレコーダー、予備ライト2本、モバイルバッテリー

喋りながら妙なことに気づいた。
自分の声が変だ。
こもっているというか反響が、おかし…

カクヨムで「心霊体験談短編集」を読む

【心霊体験談】第1話 東京都心霊スポット 『八王子城』:ウエストポーチにはトリフィールドメーター、サーモグラフィー、スピリットボックス、ばけたんワラシ、バイノーラルマイク、フィールドレコーダー、予備ライト2本、モバイルバッテリー

作品紹介ページを見る

同じ地域の怪談

2026.10.10

六月の終わりは、工場の中まで湿っている。床のコンクリートが汗をかいて、長靴の底がきゅっと鳴った。グリスと雨の匂いが、朝からこもったままだ。樋…

2026.10.10

十二月の最初の月曜、朝の六時十分。俺は小津町のバス停に着いた。家を出たのは五時四十分だ。谷のいちばん奥、林道の入口に近い家から、小津川に沿っ…

2026.10.10

座面に、紙コップが二つ並んでいる。今度は口を上にして、きちんと立っている。一つではない。二つだ。月曜は一つ。水曜は二つ。数えてどうなるもので…

この地域の心霊スポット

隅田川の言問橋は、昭和二十年三月十日の東京大空襲で千人を超える人々が橋上で亡くなった史実の場所だ。東詰の橋下を墨堤通りがくぐるトンネル状の空…

東京都台東区花川戸の姥が池跡。浅草に残る鬼婆伝説と石枕の怪談、観光地の足元に残った都市伝説を心霊スポット記事として読む。

東京都東久留米市中央町の心霊スポット「六仙公園」。縄文遺跡の上に整備された都立公園に、少女の霊や黒い影の噂が残る。現地の空気と、噂の出どころ…

東京都文京区弥生の根津エリアにあるお化け階段。上り40段・下り39段と語られる段数の都市伝説を、現地の階段構造から確かめる。

谷中霊園 現地写真 386

東京都台東区の都立谷中霊園に伝わる都市伝説(五重塔放火心中事件、高橋お伝の祟り、上野戦争・彰義隊の落武者幽霊)の背景にある歴史的事実を精査。…

コメント

タイトルとURLをコピーしました