奇怪千万からのお願い

このサイトの記事が面白かった、役に立ったと思って頂けたら、一つお願いがございます。
Amazonで何か買う予定があるとき、その前に下のボタンから入って頂いて買い物をしていただくと
サーバーの運営費と心霊スポットやパワースポットの取材費になります。

ここから入って買い物をすると、金額の数%が紹介料として私に入ります。
貴方様の支払いが増えることは一切ありません。買う物も何でも構いません。
記事をもっとたくさん増やしたいので、ご協力をお願いします。

当サイトではアマゾンアソシエイト以外のアフィリエイトは使用しません
(記事が見づらくなるから・・・)

坪野鉱泉女性失踪事件――ポケベルの一行から24年、海底から見つかった車と消えない謎

1996年5月、富山県に住む19歳の女性二人が、車で出かけたまま行方不明になった。二人は心霊スポットとして知られていた坪野鉱泉へ行くと家族に話していたが、車も見つからず、長いあいだ失踪事件として扱われた。2020年、二人の車は富山新港の海底で見つかった。

坪野鉱泉へ向かった夜

5月5日の夜、二人は氷見市を車で出発した。懐中電灯に使う品を購入し、魚津市方面へ向かったとみられている。友人のポケベルには「今、魚津にいる」という連絡が届いた。それが確認できる最後の連絡になった。

目的地とされた坪野鉱泉は、魚津市の山中にあった宿泊施設の跡地である。1982年に営業を終えた後、建物が使われないまま残り、若者のあいだで心霊スポットとして知られるようになった。ただし、失踪当日に二人が建物まで到着したことを示す確かな目撃情報はない。

翌日になっても帰宅しなかったため、家族は警察へ届け出た。捜索が行われたが、二人も車も見つからなかった。車ごと消えたように見えたことと、行き先が廃墟だったことから、事件は早い段階で怪談や犯罪説と結びついていった。

後から寄せられた目撃情報

2014年末、富山新港で過去に車が海へ転落するのを見たという情報が警察へ寄せられた。警察は情報をもとに確認を進め、2020年3月、海底から二人が乗っていた軽自動車を発見した。車内で見つかった骨は、DNA鑑定によって二人のものと確認された。

発見場所は、目的地とされた坪野鉱泉とは離れた富山新港だった。なぜ港へ向かったのか、転落までに何があったのかは、公表された情報だけではわからない。目撃情報が警察へ伝わるまで時間がかかった理由についても、公式に詳しい説明は出ていない。

ここを「目撃者が24年間黙っていた」と責める形で語る記事もある。しかし、2014年に情報が寄せられ、2020年の発見につながったこと以上に、個々の目撃者が何を知り、なぜその時期に話したのかは確認できない。犯罪への関与や救助義務違反を示す発表もなく、憶測で責任を負わせるべきではない。

心霊話と犯罪説を切り離す

二人が見つからないあいだ、北朝鮮による拉致、暴走族による事件、坪野鉱泉での心霊現象など、さまざまな説が広がった。霊能者が建物を訪れて引き返したという話も有名になったが、実際の放送記録は確認されていない。

車が海底から見つかったことで、少なくとも「坪野鉱泉で姿を消した」という印象とは違う場所に車があったことがわかった。ただし、これだけで転落の原因まで確定したわけではない。事故だったのか、別の事情があったのかについて、公開情報を超えて断言はできない。

一般的な記憶障害や心理状態を持ち出して二人の行動を説明する説もあるが、二人にその症状があったという記録はない。医学用語を後から当てはめても、行き先が変わった理由の証明にはならない。

二人を怪談の登場人物にしない

坪野鉱泉の建物は後に解体され、現在は立ち入りできない私有地になっている。それでも事件は「心霊スポットへ行った女性が消えた話」として紹介され続けている。だが、二人は怖い話を完成させるための登場人物ではない。

確認できるのは、二人が車で出かけ、連絡が途切れ、24年後に富山新港で見つかったことだ。目的地へ着いたか、なぜ港へ向かったか、転落時に何が起きたかはわかっていない。わからない部分を霊や犯罪で埋めず、発見につながった事実と、家族が長く待ち続けた時間を中心に置いて記録したい。

タイトルとURLをコピーしました