深夜3時、部屋の前のチャイムは一度だけ鳴った
チャイムは二種類あった。オートロックのこのマンションでは、正面玄関の呼び出しと、部屋の前の呼び出しで、鳴る音が違う。玄関のほうは来訪者の顔がモニターに映るのに、部屋の前には画面がなく、誰が押したのかはドアを開けるまで分からない。
大阪市中央区のこのマンションに住む女性が、週刊誌のネット版にそう説明している。配信は2025年2月10日。見出しには「恐怖のピンポン」の文字が入っていた。
最初に鳴ったのは、10月の深夜3時ごろのこと。それから1月の中ごろまでに、部屋の前のチャイムは5回ほど鳴ったという。毎回きまって、押されるのは一度だけ。女性は、鳴るたびに怖くて身動きができず、ドアの穴をのぞくこともできなかったと語っている。
女性には、自分なりの理屈があった。深夜3時に、玄関の呼び出しを押さず、ほかの住民のあとについて建物へ入る人間は、怪しまれて目立つはずだ。だから鳴らしているのは、この建物に住む誰かのはずだ、と考えた。
1月の中旬を過ぎると、チャイムは鳴らなくなる。忘れかけていたところへ、事件の報道が出た。女性は「容疑者のことはまったく知りません」と断ったうえで、「住民を無差別に狙っていたのだとしたら、怖すぎます」と話した。知らない相手への恐怖だ。
事件が起きたのは、2024年の暮れだ。被害に遭ったのは、同じマンションの別の階に住む男性で、遺体が見つかったのは東大阪市の山中だった。
呼び名は、報道によって割れる。週刊文春は「東大阪バラバラ遺体事件」と書き、産経新聞の見出しは「国交省職員の切断遺体事件」だ。集英社オンラインは「大阪・国交省職員バラバラ遺体」と書いた。「東大阪」は遺体が見つかった場所の地名で、マンションがあるのは大阪市中央区になる。この食い違いを、先に頭へ入れておいてほしい。
築16年、13階、150戸ほどの建物
マンションは、なんば駅から歩ける距離にあり、近鉄日本橋駅にも近いと、集英社オンラインの記事は書く。築16年の13階建てで、150戸ほどが入る賃貸用の建物だ。週刊文春の電子版によると、一人暮らしの住人が多い。二人はこの建物の、それぞれ別の階を借りていた。
住民の一人は、ニュースポストセブンに「このマンションは独り身の人が多いから、近所付き合いがほとんどない」と話している。被害男性は、エレベーターで何度か乗り合わせ、すぐ横のコンビニでも顔を合わせる相手だった。この建物の距離感は、そのくらいだ。
加害の男のほうは、住民の記憶によく残っていた。3年ほどここに住む住民が、文春に「去年の11月から12月にかけて不自然なほど色々なところで会った」と話している。男が越してきたのは、半年から1年ほど前だと思う、とも語った。記者が写真を見せると、「やっぱりこいつやったんや」とつぶやき、顔をみるみる青ざめさせたという。
集英社オンラインには、別の話が載った。マンションに恋人が住む女性が、恋人から聞いた話として語ったものだ。午前2時か3時ごろ、エントランスの郵便受けにタブレットやスマートフォンを差し入れ、操作して、また差し入れる。男は、そんな動きを繰り返していたという。
念のため断っておく。これは恋人が見た光景を、女性が伝えた伝聞だ。同じ証言には、恋人の職場の前に男が現れた話も出てくる。ガラス張りの職場の外に、男は何もせず突っ立っていた。職場はマンションから徒歩15分ほどだという。
ニュースポストセブンは、文春オンラインが報じた別の男性住民の話も紹介している。男性は「付けられてるんちゃうか」と思ったという。マンションから2キロほど離れた自分の職場の前に、男がたたずみ、じっとこちらを見ていたからだ。徒歩15分と2キロでは、距離の書き方が違うため、同じ人物の話なのかどうか、報道から確かめることはできなかった。
1月10日前後の午前3時から4時ごろ。近くの住民の家の防犯カメラに、男に似た人物が全力で走る姿が映っていた。この住民によると、確認に来た警察官が「これか」と意味ありげにつぶやいたという。そのとき、男の髪は金髪ではなかった。
「30分後に出発する」というメール
12月27日、午後3時半ごろ。国土交通省の職員だった男性が、海外に住む妻に、メールを一通送った。「30分後に出発する」という文面を、産経新聞が伝えている。出発は、かなわなかった。
この日、男性は結婚したばかりの妻に会うため、その日のうちに出国する予定だった。この年の秋には、地元の同級生たちに「結婚するんだ」とうれしそうに報告していたと、読売新聞は伝える。
男性は52歳で、1995年に入省した。航空局の安全企画課の専門官などを経て、2022年4月に、航空管制官などを養成する航空保安大学校へ移っている。大阪府泉佐野市にある学校で、肩書は会計課長。業者との契約や備品の購入を受け持ち、この日は在宅勤務をしていた。
午後4時ごろ。大阪府警の発表によると、男は部屋から出てきた男性の首を絞めて殺害した疑いがある。奪ったのは、現金約5万円とキャッシュカード、スマートフォンだ。2025年2月23日、強盗殺人の容疑で男を再逮捕した際の発表だった。
男は取り調べに、玄関から出てきた男性を襲った、と話したと報じられた。だが府警は、男が部屋のチャイムを鳴らしたのか、廊下で待ち伏せていたのかについて、詳しい状況は不明だとしている。二人に面識はなく、トラブルも確認されていない。チャイムの話は、ここでも宙に浮いている。
動機は、借金。府警は、返済や生活費に充てるための犯行とみている。男には複数の金融機関から、少なくとも約200万円の借金があった。取り調べでは「お金がないので殺すしかなかった」と話したと、産経新聞は捜査関係者の話として伝えている。再逮捕された23日以降、男は黙秘に転じた。
男を知る人物は、ニュースポストセブンにこう語っている。最近は家賃や水道料金を滞納し、債権回収会社や弁護士事務所から取り立ての連絡が来ていた、という話だ。大学を中退したあとは定職に就かず、単発のアルバイトを繰り返し、2024年の夏にはスキー場のリゾートバイトにも短期で通っていたらしい。
男は、この日が渡航の日だったことを知らなかったとみられている。被害男性は、遠くの国で待つ妻のもとへ向かう途中だった。
金髪のかつらとキャリーケース
翌28日の夜。男は大きなキャリーケースを引いて、自宅から約1キロ離れた大阪上本町駅へ向かう。産経新聞が、供述をもとに伝えた道のりだ。この夜から、男の足取りは、あちこちの防犯カメラに記録されていく。
防犯カメラに映った姿は、肩にかかる長さの金髪のかつらに、全身黒ずくめの服だった。ニュースポストセブンが入手した映像では、男は背筋を伸ばし、前をまっすぐに見て、堂々と歩いている。撮影は12月28日の午後。長いかつらを頭にのせた男が、大阪の路上を進んでいた。
電車で向かった先は、近鉄奈良線の額田駅だ。ここで降りたとき、男は黒髪で映っていた。金髪は、消えている。かつらをどこで外したのかは、報道からは分からない。
決め手は防犯カメラの映像で、山道へ向かうキャリーケースの人物の姿から、映像を次々につなぎ、容疑者に行き着く。駅、山道、路上。取りつけられたカメラが、男の足取りをつないだ。週刊文春は、これを「防犯カメラのリレー捜査」と呼んでいる。遺体は偶然見つかったのではなく、行方不明者の捜索の過程で見つかったと、集英社オンラインは書いた。
供述によると、男は遺体を切断してポリ袋に入れ、キャリーバッグに詰めた。道頓堀川の川底からは、刃渡り約13センチの果物ナイフが見つかっている。府警は、切断に使ったものとみて調べた。報じられた経過は、ここまで。
頭部は、山へは運ばれなかった。保冷バッグに入れられ、自宅から歩いて12分ほどの廃虚のマンションの敷地に置かれていた。大阪市中央区島之内2丁目の建物で、起訴状はこの場所を「解体工事現場」と書き、報道の呼び名は分かれている。男は、その日のうちに自宅のマンションへ戻ったという。
山中へ向かった足取りも、頭部を置いた廃虚も、同じマンションから出て、同じマンションへ戻る道の上にある。部屋の前のチャイムの話は、その建物の廊下で起きた話だ。二つの話を並べて読みたくなる気持ちは、分からなくもない。
額田駅から東へ600メートル
額田駅は、東大阪市山手町にあり、生駒山の中腹に造られて、30パーミルを超える急な勾配の途中に建っている。30パーミルは、1000メートル進むと30メートル上る勾配のことだ。ホームそのものが、坂になっている。
駅は無人。遠隔監視のシステムが入っている。快速急行も急行も準急も通過し、区間準急と普通だけが停まる。事典の記載では、2023年の調査日の1日の乗降人員は3104人で、近鉄奈良線の全駅の中で最も少ない。降りる人の少ない駅だった。
駅も、山頂の遊園地も、同じ山手町に含まれる。生駒山は標高642メートル、東大阪市と生駒市の県境にあり、山上や中腹には関西の放送局の送信所が並ぶ。日本書紀には神武東征の場面が記されていて、神日本磐余彦尊と長髄彦が、この山の麓で激しく戦ったと事典は書いている。
遺体が見つかったのは、駅の東側に広がる山中だった。奈良との府県境に近く、産経新聞は「周辺に寺院はあるが、民家はなく、人通りもほぼない」と書いている。駅から現場までは、歩いて600メートルほどだ。
見つけたのは、行方不明者を捜していた警察官だった。1月25日の午前、山中の空き家とその周辺に、胴体や両腕、両脚が点在していたという。遺体は衣服を身に着けておらず、周囲からは所持品も出なかった。死後およそ1か月が過ぎていたとみられる。
近所に住む78歳の男性は、産経新聞にこう話した。警察官が40人ほどで、寺へ続く脇道や小川の写真を撮り、竹を払っていたという。「何か不審なことはなかったか、と聞かれたが何もなかった」。事件だったと知って驚いている、とも語った。
ここからが筆者の見立てになる。乗降の少ない無人駅で降り、民家のない山へ上がるというのは、人目を避けるという一点だけなら、筋の通った経路に見える。ただ、なぜこの場所を選んだのかは、どの報道にも書かれていない。土地勘があったのか、地図で見つけたのか。分からない。
元日に開けた部屋には出国の荷物があった
12月29日、妻が府警に「夫と連絡が取れない」と申告した。出国の記録はなかったという。元日、府警南署員がマンションの男性の部屋を調べている。本人の姿はなく、出国の準備を整えた荷物だけが残っていた。争ったような形跡も、なかった。
1月10日。大阪市生野区のコンビニの現金自動預け払い機で、男に似た人物が被害男性のカードを使い、50万円を引き出した。京都市内でも、同じカードで現金が引き出されている。最後の引き出しは1月27日で、遺体が見つかった2日後にあたる。のちの追送検の容疑は、1月10日から27日にかけての4回で、合計は51万5千円。
男は1月の中旬から所在が分からなくなり、家族とも連絡が取れなかった。1月25日、山中で遺体が見つかる。
2月2日。和歌山県白浜町の景勝地、三段壁の近くの路上で、県警が男を保護した。三段壁は、高さ50メートルほどの断崖で知られる国の名勝だ。長時間うろうろしている人がいる、という通報を受けたと報じられている。
翌3日の未明、府警は男を死体遺棄の容疑で逮捕した。男は遺棄を認め、頭部を置いた場所も供述している。この日の午前、読売新聞は、遺体が見つかった山中の現場をヘリコプターから撮影した。男の両親は産経新聞に、事件を起こすような子ではなかったと涙ながらに語っている。
5日、府警は遺体が被害男性本人だと発表した。遺伝子型の鑑定で本人と確認され、死因は窒息。1月25日の発見から、身元の発表まで、11日。
死亡の日は、報道で27日と28日に分かれる。再逮捕の容疑は27日午後4時ごろだが、司法解剖などをもとにした府警の見方は、28日ごろの死亡だ。産経新聞が伝えた起訴状には「12月下旬」とあり、日付は書かれていない。
強盗殺人の罪の刑は、刑法の240条で、死刑か無期懲役と決まっている。裁判員裁判の対象になる罪名でもある。最初の逮捕は死体遺棄で、強盗殺人への切り替えは2月23日だった。
3月から約4か月、男は鑑定留置を受けた。責任能力を調べるための期間だ。刑法の39条は、心神喪失の状態での行為は罰しないと定めている。7月18日、大阪地検は責任能力を問えると判断したとみられ、強盗殺人と死体遺棄の罪で男を起訴した。認否は、明らかにされていない。
8月4日には、被害男性のカードで引き出した金についての窃盗と、覚醒剤の所持の容疑で、追送検された。引き出した金の一部は、借金の返済に回っていた。このとき府警は、男の借金を180万円以上と説明している。2月には少なくとも約200万円、8月には180万円以上と、報じられた額に幅がある。筆者が確認できた報道は、ここまでだ。
2月10日の記事がチャイムを数えた
「恐怖のピンポン」という言葉は、いつ文字になったのか。報道の日付を並べると、順序が見えてくる。男の逮捕は、2月3日だった。
2月4日、文春オンラインが、住民の恐怖体験を報じた。見出しは「キモいやつおるねん」。5日には集英社オンラインが金髪のかつらでの移動を伝え、6日には「きしょく悪いやつや」という住民の証言と、郵便受けの奇行を載せた。7日にニュースポストセブンが借金の話を出し、9日には全力で走る姿を載せている。チャイムの話が出たのは、10日だった。
最初に顔と「気色悪い男」という評判が出て、次に奇行の細部、借金の話が続き、最後にチャイムの話が出た。人物像が固まってから、深夜のチャイムが語られた格好だ。逮捕から数えて、7日目。
文春の記者も、別の媒体の記者も、住民に男の写真を見せて回っていたことが、複数の記事から分かる。集英社オンラインの女性の恋人も、別の媒体の記者に写真を見せられ、「こいつあの気色悪いやつや」と答えたという。写真を見た瞬間に、住民の口が動いている。
筆者の見立てを書いておく。住民には、あの夜は何だったのかと過去を読み直すための時間が、逮捕から1週間あった。女性自身も、事件の報道を見て思い出した、と話している。結果を知ってから、過去の出来事に意味を与え直す。そういう働きが、人の記憶にはあるかもしれない。
先に言っておく。女性の記憶を疑っているわけじゃない。チャイムは、たしかに鳴ったのだろう。ただ、鳴らした人物を特定できる材料は、報じられた範囲のどこにも見当たらない。鳴ったことと、誰が鳴らしたかのあいだには、深い溝がある。
モニターのない廊下
材料を、確かな順に並べてみる。部屋の前のチャイムにモニターがないのは、女性本人の説明で、男が別の階に住んでいたのは、府警の発表だ。午前2時や3時に郵便受けを触る姿や、1月10日ごろの午前3時台に走る姿は、別々の住民が語っている。
1月10日は、被害男性のカードで50万円が引き出された日でもある。だが、被害男性の部屋のチャイムを男が鳴らしたかどうかは、府警が不明としている。
チャイムが鳴らなくなったのは、1月の中旬以降だ。男が所在不明になったのも、1月の中旬だった。重なる。どちらも、中旬。正直、この一致は目を引くが、大づかみな日付にすぎず、同じ週だったのかは分からない。
ここも筆者の見立てになる。150戸ある建物で、深夜に部屋を間違える人がいても、おかしくはない。一人の人物に結びつけなくても、5回の一度きりのチャイムには、別の説明がつく。もちろん、男だった可能性が消えたわけでもない。
どちらにせよ、チャイムの正体は、まだ誰にも見えていない。5回のうち、誰かの姿を見た回は、ひとつもない。モニターのない廊下で鳴った音は、画像にも記録にも残らなかった。
疑問形で終わる見出し
ニュースポストセブンの見出しを、もう一度読んでみる。見出しは、「部屋前のインターホンが深夜に鳴った」という女性の言葉で始まる。終わりは「住民を無差別に狙っていたのか…」という疑問だ。疑問を立てているのは、見出しのほうだ。本文の女性の言葉は、「狙っていたのだとしたら」という仮定の形をしていた。
この記事は、午前11時に配信された。12時17分のライブドアニュースでは、見出しが「恐怖体験」に変わっている。インフォシークには、元の見出しのまま載った。
見出しだけを追えば、チャイムを鳴らしたのが男だったように読める。まあ、見出しとはそういうものだ。引用符で囲まれた短い言葉は覚えやすく、広がりやすい。
「ピンポン」は、誰が押したのかを言わない言葉だ。押した人間の姿を書かなくても、読み手の頭の中には、男の顔が浮かぶ。疑問符が付くより先に、恐怖のほうが届いてしまう。これも筆者の見立てになる。
3月31日、ジェイキャストは、大阪で相次ぐバラバラ遺体事件を取り上げた。3月19日には、大阪市福島区の堂島川沿いの遊歩道の植え込みで、ポリ袋に入った肉片が見つかっていた。別々の事件だが、記事は「大阪で相次ぐ」という一つの流れの中で、この事件の経過を振り返っている。
記事は、監察医を務めた法医学者の著書も引いている。バラバラ殺人を猟奇性とばかり結びつけるのは間違いだ、というのが、その法医学者の考えだという。集合住宅では埋める場所がなく、遺体を損壊して、どこかへ埋めに行かなくてはならなくなる。この事件の経路にも、当てはまる部分があるように見える。これは筆者の見立てだ。
同じ建物に住む人間が加害者だった事件は、これが初めてではない。2008年4月、東京都江東区のマンションから女性会社員が姿を消した。警視庁は住民全員から事情を聞き、約1か月後に二部屋隣の男を逮捕している。事典によると、男はその間、取材に応じて、失踪を心配するそぶりを見せていたという。恐怖を語る住民の側に、加害者が混じっていた。
ネット上の語りは、別の方向へも広がっていく。ニュースポストセブンは、見出しに「大阪のトップ高校代表で研究成果を発表」と書いた。男は偏差値70近い公立高校から国公立大学へ進み、中退したという。個人運営のサイトの見出しには、「エリートコースから外れた」「若きエリートの闇」といった言葉が並んだ。
個人ブログのコメント欄には、額田駅は小さな駅なのに、なぜそこを選んだのかと首をかしげる声があった。被害男性の妻を疑う書き込みまで並んだが、裏づける材料は、報道に出ていない。府警が示した動機は、借金の返済に充てるため、という一点だ。
妻は、ネット上のメッセージで読売新聞の取材に応じ、「信じられないほどつらく悲しい」と書き寄せた。同僚は「部下のことを考えて動ける人だった」と話している。小学校の同級生は、明るくておしゃべり好きで、同窓会では幹事として皆に目配りしていたと振り返る。
