血液型占いとは ― なぜ日本人はこれほど血液型を気にするのか
血液型占いとは、A型・B型・O型・AB型という四つの血液型による占いだ。人の性格や相性を分類する。日本と韓国を中心に独自に発達した特異な大衆文化である。星座占いや動物占いのように複雑な生年月日計算を必要としない。自分の血液型さえ知っていれば誰でも即座に診断結果を得られる。
その手軽さが最大の特徴だ。初対面の会話で「何型ですか」と尋ねるのは日本社会において半ば定型の話題である。
テレビ番組や雑誌の特集、就職活動や婚活の場面に至るまで、血液型による性格分類は日本人の生活に深く浸透している。一方で欧米ではほとんど根付いていない。海外メディアからは日本特有の「奇妙な習慣」として紹介されることもある。ある意味でガラパゴス的な占い文化である。
起源 ― 古川竹二の研究から能見正比古のブームまで
血液型と性格を結びつける発想の起源は、昭和初期にまで遡る。一九二七年、東京女子高等師範学校の教育学者であった古川竹二が「血液型による気質の研究」という論文を発表す。一九三二年には『血液型と気質』という著書を刊行した。古川は質問紙による調査から、血液型と気質のあいだに相関があると主張した。しかしその調査方法や統計処理には方法論的な欠陥が多い。
そのため当時の学会からは早々に否定される。
戦前のうちに学術的には下火となった。この古川学説を戦後になって再発見し、大衆向けに大胆にリメイクしたのが、放送作家・随筆家の能見正比古である。能見は一九七一年に『血液型でわかる相性』を出版する。それまで「気質」という学術的な表現で語られていた古川の理論を、より生活に密着した「性格」という言葉に置き換えて発表した。
この言い換えが決定的で、専門的な響きの強かった学説が一気に大衆娯楽として消費されるようになる。テレビや雑誌がこぞって血液型特集を組む一大ブームへと発展していった。以後、能見の息子である能見俊賢が父の研究を引き継ぎ、血液型人間学として今日まで書籍シリーズが刊行され続けている。
実占の手順① 各血液型の基本性格を読み解く
血液型占いの実占において、まず押さえるべきは四つの血液型それぞれの基本性格像である。A型は几帳面で真面目、周囲との調和を重視する。計画通りに物事を進めることを好む一方、慎重すぎてストレスを溜め込みやすい傾向があるとされる。
B型はマイペースで自由奔放だ。興味のあることには驚異的な集中力を発揮する。一方で興味のないことには驚くほど無頓着になりやすい。周囲から「自分勝手」と誤解されることもあるタイプとされる。O型はおおらかで面倒見がよい。
目標に向かって突き進むリーダー気質を持つ。一方で大雑把な面や、一度決めたことを譲らない頑固さも併せ持つとされる。AB型はA型とB型両方の性質を併せ持つとされる。
合理的で客観的な視点を持つ一方、二面性がありミステリアスな印象を周囲に与えやすいタイプとされる。鑑定士として実占を行う際のコツは、これらの基本性格をそのまま伝えるのではない。相談者の職業や状況に合わせて具体的なエピソードに変換して伝えることだ。
例えば「A型は几帳面」という同じ特徴でも、相手によって伝え方を変える。経理職の相談者には「数字のミスを絶対に見逃さない几帳面さが強み」と伝える。営業職の相談者には「約束の時間を厳守する誠実さがお客様からの信頼につながっている」と伝える。こうした文脈に応じたカスタマイズが説得力を大きく左右する。
実占の手順② 相性診断のロジック
血液型占いにおける相性診断には、いくつかの定番ロジックが存在する。最も広く知られているのが「同じ血液型同士は価値観が似て安定しやすい」というものだ。「A型とO型、B型とAB型はバランスが取れやすい」というものも広く知られている。「A型とB型のように対照的な組み合わせは惹かれ合うが摩擦も生じやすい」というものもある。
これに加えて、恋愛相性を占う際にはさらに細かく語られる。「男女の組み合わせ」ごとの相性パターンが語られることが多い。「O型男性とA型女性はO型の頼れるリーダーシップとA型の献身性が噛み合いやすい」といった具合だ。「B型男性とAB型女性はB型の自由さをAB型の柔軟な理解力が受け止められる」という例もある。恋愛雑誌やウェブメディアが独自に細分化したパターンを量産してきた歴史がある。
実占の現場でこの相性論を使う際は、断定しすぎないのが定番のテクニックである。「相性が良いからこそ、相手の違うところを楽しむ余裕を持つとさらにうまくいく」と伝える。そうしたポジティブな助言に落とし込む。
実占の手順③ 恋愛・仕事における具体的な鑑定ポイント
血液型占いを実践的に使うもう一つの場面が、仕事や人間関係のアドバイスである。例えばチームビルディングの文脈では、「A型が多いチームは緻密な計画には強いが大胆な決断は苦手になりがちだ。だから、O型やB型のメンバーを意識的に配置するとバランスが取れる」といった助言が定番として語られる。
恋愛相談の場面では、まず相手の血液型を聞く。「B型の相手には束縛せず自由を尊重する接し方が長続きの秘訣」と伝える。「AB型の相手には表面だけでなく本音を丁寧に引き出す努力が信頼構築につながる」とも伝える。血液型ごとの傾向に合わせた具体的なコミュニケーション作法を助言する。それが血液型占いの実占における真骨頂と言える。
流派と時代による変化
血液型占いには大きく分けて二系統が存在する。一つは古川竹二による学術寄りの「気質研究」の流れだ。もう一つは能見正比古・能見俊賢父子による大衆向けの「血液型人間学」の流れだ。前者は戦前に学会から否定されて以降ほぼ廃れた。後者は娯楽コンテンツとして独自の進化を遂げた。
時代とともにさまざまな派生ジャンルが生まれたのだ。恋愛特化型、ビジネス特化型、子育て特化型などの書籍やウェブ記事が量産されてきた。
近年ではSNSの普及により、血液型別の「あるある」ネタとしてより軽量化されたコンテンツが主流になっている。かつてのような「血液型で人間の本質を分析する」重厚な語り口から、「話のネタとして楽しむ」ライトな消費のされ方へと変化している。
体験談・エピソード集
一つ目の体験談は、就職活動の面接で血液型を聞かれた学生の話だ。「B型は協調性に欠ける」というイメージを持たれて不採用になったと感じたという。その声がインターネット上で問題提起されたことがある。こうした事例が後年「ブラハラ(ブラッドタイプ・ハラスメント)」という言葉が生まれる一因になったとされている。
二つ目に、あるカップルが「O型とA型は相性が良い」という診断結果を信じた。そして交際をスタートし、実際に十年以上連れ添って結婚に至った。この「当たった」体験談も数多く語られている。一方、三つ目のエピソードとして「AB型同士は相性が悪い」と占われたカップルがいる。このカップルは不安を抱えながらも、結果的に非常に良好な関係を築いた。
「占いなんて当てにならない」と笑い話にしている。こうした「外れた」体験談も同じくらい多く報告されている。
四つ目として、二〇〇四年に放送倫理・番組向上機構(BPO)が見解を出した。血液型による性格分類を扱うテレビ番組に対し、自粛を求める見解だ。「非科学的であり差別につながりかねない」という理由である。これも血液型占いの歴史における重要な出来事として語り継がれている。この一件をきっかけに、テレビ番組では血液型占いをやや慎重に、あくまで娯楽として扱う姿勢が定着していった。
現代における血液型占い ― 論争とネットの反応
血液型占いをめぐっては、当たる当たらないの論争が長年続いている。心理学者の大村政男は一九八四年にNHKの番組内である実験を行った。血液型のラベルをこっそり入れ替えて性格診断を見せた。それでも約九割の人が「自分に当てはまる」と回答したことが確認されている。
これは誰にでも当てはまる曖昧な記述を自分だけの特徴だと錯覚する「バーナム効果」の典型例だ。血液型占いを懐疑的に見る立場の代表的な根拠になっている。またそもそも能見正比古の初期データは、自著の読者アンケートに回答してくれた人だけを対象にしていた。そのため、統計的な母集団に大きな偏りがあった点も心理学者からたびたび指摘されてきた。
一方で、ネット上には「血液型は当たらないと分かっていても、話のネタとして盛り上がるから好き」「就活や婚活で使うのは行き過ぎだ。ただ、雑談レベルなら実害はない」といった、科学的根拠と娯楽性を切り分けて楽しむ成熟した意見も多く見られる。
海外では日本や韓国ほど普及していない。そのため、外国人観光客が「初対面で血液型を聞かれて驚いた」と語る。そうしたエピソードもSNSでたびたび話題になる。血液型占いは日本独自の文化として今も生き続けている。
血液型占いの最大の魅力は、生年月日も干支も必要とせず、自分の血液型を知っているだけで誰でもすぐに参加できる圧倒的な手軽さにある。星座占いや東洋占術のような複雑な計算がいらない。そのぶん初対面の会話のきっかけとして日本社会に深く根付いた。半世紀以上にわたって世代を超えて語り継がれてきた。
科学的な妥当性については心理学界から繰り返し疑問が呈されてきたのだ。それでもなお廃れることなく生き残っている。その事実こそが、この占いの本質を物語っている。血液型占いは「当たるか当たらないか」で価値を測るものではない。人と人とのコミュニケーションを円滑にする潤滑油として、そして自分自身を客観視するきっかけとして機能してきた文化的装置なのだ。
ブラハラのような負の側面への注意を払いたい。あくまで娯楽として楽しむ姿勢さえ忘れなければいい。血液型占いはこれからも日本人の雑談文化に欠かせない存在であり続けるだろう。
血液型と性格を結びつける発想そのものは、実は古川竹二よりもさらに古い時期から日本で語られていた。一九一六年、医学者の原来復(はら・らいふく)が『信濃毎日新聞』紙上で血液型と気質の関連について論説を発表している。これが日本における血液型性格論の最も早い言及の一つとされている。古川竹二の一九二七年の論文はこの流れを学術的に体系化しようとした試みである。
能見正比古の一九七一年のベストセラーはさらにそれを大衆娯楽へと昇華させた。この三段階の発展史として整理すると見えてくるものがある。血液型占いというコンテンツがいかに長い時間をかけて今の形に育っていったかがよくわかる。海外との比較でとくに興味深いのが韓国の事例である。韓国でも血液型による性格診断は広く親しまれているが、日本とはニュアンスがやや異なる。
韓国では血液型を扱ったロマンティックコメディ映画やドラマが数多く制作される。恋愛における血液型別の駆け引きをコミカルに描く作品がヒットするなど、エンターテインメントとしての消費のされ方が非常に発達している。また韓国の若者文化ではB型男性を「魅力的だが浮気性」というステレオタイプで扱う独特の「B型男子論」が一時期SNSで大流行したこともある。
日本の几帳面なA型論とはまた違った角度で血液型ネタが盛り上がりを見せてきた。台湾でも血液型占いは一定の人気を保っている。ただ、中国本土や欧米ではほとんど根付いておらず、この東アジア限定的な広がり方自体が文化人類学的にも興味深い研究対象になっている。
体験談をもう一つ加えると、ある中小企業の人事担当者の話がある。かつて採用面接で応募者の血液型を確認する欄を設けていた。しかし二〇〇四年のBPOの見解表明以降、社内コンプライアンス研修で指摘される。「血液型による採用判断は不適切な差別的取り扱いにあたりかねない」という指摘だ。以後は履歴書から血液型欄そのものを撤廃したという。
血液型占いが単なる娯楽から一歩踏み出して、実際の人事評価に影響を及ぼしていた過去がある。この一件はそれを示す生々しい事例だ。人事・労務の研修資料でもたびたび引用される。
一方で、ある夫婦は結婚二十年を機に告白し合った。「実は結婚前にA型とO型は相性が良いと言われて安心して結婚を決めた」という話だ。「当時は半信半疑だった」と笑いながら振り返っている。「今思えばあの後押しがなければ結婚に踏み切れなかったかもしれない」とも語る。現在のSNSでは、YouTubeやTikTokで「血液型あるある」を寸劇形式で再現する動画コンテンツが定番ジャンルとして定着している。
B型のマイペースな言動やA型の几帳面な失敗談を面白おかしく演じる動画が数百万再生を記録することも珍しくない。コメント欄では賛否両論のコメントが飛び交う。「うちの旦那B型そのもの」「A型だけど全然当てはまらない」といった具合だ。科学的根拠が乏しいと分かっていながらも、会話のネタとして楽しむ成熟した消費スタイルがある。それが令和のいまも血液型占いというコンテンツを支え続けている。
経験豊富な占い師は、実占の場でさらに踏み込んだテクニックを使う。血液型だけでなく「本人の生まれ順(長子・次子・末っ子・一人っ子)」を組み合わせる。そうして性格を読む手法を併用することが多い。同じA型でも長子か末っ子かで几帳面さの出方が変わるとされる。
「A型の長子は責任感が強く周囲のまとめ役になりやすい」と語られる。一方で「A型の末っ子は几帳面さと甘え上手な一面が同居する」とも語られる。このように血液型と生まれ順を掛け合わせる。単純な四分類よりも解像度の高い人物像を描き出すのが実務上のコツとして知られている。恋愛相談の現場でも、この掛け合わせ技法は非常によく使われている。
「B型長子の男性には自由を尊重しつつも要所では頼られたい気持ちがある」といった具体的な助言に落とし込むことだ。相談者の納得感を高める工夫がなされている。また能見正比古が提唱した血液型人間学には「気質」と「性格」を区別する独自の考え方がある。血液型が決めるのはあくまで生まれつきの体質的な「気質」の傾向である。
育った環境や経験によって形成される「性格」そのものを決定するわけではない、という留保が理論の根幹に置かれていた。しかし大衆に広まる過程でこの繊細な区別は次第に失われた。「血液型イコール性格そのもの」という単純化された理解が独り歩きしてしまった経緯がある。これが後年の「非科学的だ」という批判を招く一因になったと指摘する研究者もいる。
占いとしての面白さと、学術的な厳密さとのあいだにはズレがある。このズレこそが、血液型占いという文化現象の本質を理解するうえで欠かせない視点だ。占いイベントやマッチングアプリの世界でも血液型は根強く使われ続けている。婚活パーティーの受付でプロフィールカードに血液型欄を設ける主催者は今も一定数存在する。「相性が気になるから最初に聞いておきたい」という参加者側のニーズに応える形で定着している。
マッチングアプリの中にも血液型をプロフィール項目として登録できる仕様のものがある。検索条件に血液型を加えられるサービスも一部で見られる。就職活動や結婚といった重い意思決定の場面でどこまで血液型を判断材料にするかは意見が分かれるところだ。ただ、雑談のきっかけや自己紹介の一環として気軽に楽しむ分には実害が少ないというのが、現代における一般的な落としどころになっている。
これまでの解説編・深掘り版では血液型占いの起源や性格分類、相性診断のロジックを扱ってきた。ここからはさらに一歩踏み込む。実際に個人ブログやnote、5ch・2ch系のオカルトまとめで語られてきた。Yahoo!知恵袋やX(旧Twitter)でも語られてきた。InstagramやYouTubeのコメント欄などでも語られてきたのだ。
そうした血液型別の開運おまじない・浄化儀式・相性チェックの実践法をまとめる。それを血液型ごとに手順化して示す。
科学的根拠は一切保証されないが、あくまで自己分析と娯楽としてのセルフワークとして、気軽に試してみてほしい。
A型の開運儀式 ―「丑の日の整理整頓ワーク」
几帳面で完璧主義になりやすいA型は、ネット上の血液型別開運術でも「まず身の回りを整えることが運気の入り口になる」とよく語られる。整理整頓こそがA型にとっての浄化儀式だという考え方だ。
①用意するものは、お気に入りの手帳またはシステム手帳だ。表紙が紺色・インディゴ系だとなお良いとされる。ラベルシールと収納ケース、青いインクのペンも用意する。収納ケースは100円ショップのもので十分とされる。A型のラッキーカラーとされる「紺色・白」の小物も準備する。
ハンカチや文房具などだ。②行う日時・方角・回数はこうだ。ネットの血液型別開運術では、A型は「大安の日の午前中」に行うのが良いとされることが多い。
方角は物事のスタートを司るとされる「東」。部屋の東側の窓を開けて空気を入れ替えてから始める。回数は3日連続で行うのが定番で、3日目に「達成できたこと」を振り返る流れが推奨されている。③唱える言葉(アファメーション)「私はA型らしく丁寧に、でも自分らしく生きる。今日も一つひとつを大切に積み重ね、完璧でなくても頑張っている自分を認める。
私の几帳面さは私を守る力であり、私を縛る鎖ではない。」これを机の前で3回、声に出して唱える。④動作・所作の流れ。
1、大安の日の朝、部屋の東側の窓を開けて空気を入れ替える。2、手帳とラベルシールを机の上に並べ、青いペンを右手に持つ。3、手帳の最初のページに「今週片付けたいこと」をあえて3つだけ書き出す(完璧主義を手放す練習として数を絞るのがポイントとされる)。4、目を閉じ、アファメーションを3回声に出して唱える。5、収納ケースにラベルシールを貼りながら、引き出しをひとつだけ整理する。
6、これを3日連続で行い、3日目の夜に達成度を手帳にチェックする。
⑤後始末・処分方法は次のとおりだ。使い終えた手帳やラベルシールの余りは、1ヶ月ほど使い続ける。そのあとに「ありがとう」と声に出しながら白い紙に包む。塩をひとつまみ添えて可燃ごみとして処分する。あるいは近所の神社のお焚き上げに出すのが良いとされる。
B型の開運おまじない ―「満月の自由帳ワーク」
B型はマイペースで好きなことへの集中力が強い。そのB型には、感情や興味をそのまま解放する「自由帳ワーク」がある。ネット上の血液型別開運ジンクスとしてしばしば紹介される。
①用意するものは、無地の自由帳またはスケッチブックだ。好きなアーティストの曲やプレイリストも用意する。お気に入りのぬいぐるみや趣味のグッズも準備する。フィギュアやコレクションカードなどだ。B型のラッキーカラーとされる「黄色」の小物も加える。
付箋やペンケースなどでよい。②行う日時・方角・回数は、満月の夜に行うのが良いとされる。方角は人間関係やレジャー運を司るとされる「南西」。窓辺や南西向きの部屋の一角で行う。
満月の夜から数えて3日間、同じ時間帯(夜)に繰り返すのが定番とされる。③唱える言葉(アファメーション)「私はB型らしく自由に、そして自分の好きなことに正直に生きる。周りと違っていても、それは個性であり間違いではない。今日も興味の赴くままに一歩を踏み出し、集中できる喜びに感謝する。」④動作・所作の流れ。
1、満月の夜、南西の窓辺に自由帳を置く。2、好きな音楽を1曲だけ流す。3、自由帳に、いま一番興味があること・好きなものを思いつくまま殴り書きする(文字でも絵でも良く、消しゴムは使わないのがコツとされる)。4、書き終えたらページの隅にアファメーションを1回書き添える。5、お気に入りのぬいぐるみや趣味グッズを自由帳の上にそっと乗せ、月光に3分ほど当てる。
6、これを満月の夜から3日間繰り返す。
⑤後始末・処分方法自由帳は1冊使い切るまで保管する。使い終えたら「楽しかった気持ちに感謝して」から、白い紙に包んで処分する。思い入れが強い場合は自室の思い出箱に保管し続けても良いとされる。
O型の開運おまじない ―「赤い小物のリーダー運アップ儀式」
O型はおおらかで目標に向かって突き進むリーダー気質だ。そのO型には、赤い小物を使った「勝負運・リーダー運アップ」の儀式がある。ネットの血液型ジンクスでよく語られる。①用意するものは、赤い財布、または赤いリストバンドや赤いペンなどの小物だ。目標を書き込むための紙と赤いペン、振り返り用のノートも用意する。
②行う日時・方角・回数は、一粒万倍日の朝に行うのが良いとされる。方角は太陽とリーダーシップを象徴するとされる「南」。
南向きの玄関や窓辺に赤い小物を置く。回数は7日間続けるのが定番で、1週間の始まりの目標設定にも向いているとされる。③唱える言葉(アファメーション)「私はO型らしくおおらかに、大きな目標に向かって堂々と歩む。頑固さは信念の強さであり、面倒見の良さは仲間を守る力になる。今日も胸を張って、自分の道を切り拓く。
」④動作・所作の流れ。
1、一粒万倍日の朝、南向きの玄関または窓辺に赤い財布(または赤い小物)を置く。2、赤いペンで、今週達成したい目標を紙に大きく1つだけ書く。3、その紙を財布の中にしまう。4、声に出してアファメーションを唱える(胸を張って堂々と唱えるのがコツとされる)。5、赤い小物を身につけて1日を過ごし、夜には「今日リーダーシップを発揮できた場面」を1つ振り返ってノートに書き足す。
6、これを7日間続け、7日目の夜に1週間分の振り返りをまとめる。
⑤後始末・処分方法として、目標を書いた紙は目標を達成した時点で取り出す。または一区切りとなる7日目に「ありがとうございました」と感謝を述べてから取り出す。そして白い紙に包んで処分する。財布自体は継続して使って構わないとされる。
AB型の開運おまじない ―「二面性統合の鏡ワーク」
AB型は合理的な面とミステリアスな面を併せ持つとされる。そのAB型には、鏡を使って自分の中の「二つの顔」を統合するワークがある。ネット上でしばしば紹介される。①用意するものは、全身が映る鏡と白いノート、黒いノートだ。表の自分・裏の自分を書き分けるためだ。
好きな香りのアロマまたはお香も用意する。AB型のラッキーアイテムとされる「鏡」そのものに加える。
白と黒のコントラストを意識した小物②行う日時・方角・回数新月の夜に始めるのが良いとされる。方角は内省を司るとされる「北」。北側の部屋、または鏡を北向きに置ける場所で行う。新月から満月までの約2週間、毎晩続けるのが定番とされる。③唱える言葉(アファメーション)「私はAB型らしく、二つの顔を持つ自分を丸ごと受け入れる。
合理的な私も、感受性豊かな私も、どちらも本当の私。ミステリアスと言われる私の奥には、誰よりも客観的に物事を見つめる強さがある。」④動作・所作の流れ。
1、新月の夜、北側の部屋で全身が映る鏡の前に立つ。2、白いノートには「人前で見せている自分」を、黒いノートには「本当は考えている自分」をそれぞれ3行ずつ書く。3、鏡に向かって両方のノートを開いて見せるようにしながら、アファメーションを唱える。4、好きな香りのアロマを焚き、鏡の前で深呼吸を3回する。5、2冊のノートを重ねて紐やリボンで結び、「統合」の意味を込める。
6、新月から満月までの2週間、毎晩1行ずつ追記を続ける。
⑤後始末・処分方法として、満月の夜にワークを終えたら2冊のノートを開く。「ここまで向き合ってくれてありがとう」と声に出す。白い紙で包んで処分するか、区切りとして本棚に保管し続けるかは本人の気持ち次第で良いとされる。
血液型相性診断 実践ガイド ― カップル・友人同士で行う具体的な手順
おまじないと並んで、ネット上で頻繁に実践報告が見られるのが「血液型相性診断ごっこ」である。合コンや女子会、カップルのデート、家族の集まりなど、複数人が集まる場で盛り上がる定番の遊びとして定着している。以下はネットで語られている手順を整理したものだ。
1、相性診断カードを作るは、厚紙やインデックスカードを使う。血液型の組み合わせを16パターン書き込む。「A×A」「A×B」「A×O」……といった組み合わせだ。それぞれに簡単な相性コメントを書き添える。例:「価値観が似て安定しやすい」「対照的だが惹かれ合いやすい」といったものだ。
そのカードセットを事前に用意する。市販の血液型占い本の相性表を参考にしても良い。
2、質問シートを用意するは、性格傾向を尋ねる質問を10問ほど用意する。例えば「約束の時間は絶対に守る方だ」「思い立ったらすぐ行動するタイプだ」といった質問だ。「グループの中でまとめ役になることが多い」なども加える。YES/NOで答えられる形式にする。3、各自が血液型を申告し、質問シートに順番に答えていく。
YESの数を自己採点する。
4、相性スコアを出すは、お互いの回答が一致した数を10点満点でスコア化する。または相手の血液型に対して定番とされる特徴と実際の回答がどれだけ合致したかを見る。スコアが高いほど「相性の噛み合わせが良い」と判定する簡易ルールが一般的だ。5、相性診断カードを引いて答え合わせをする。自己採点したスコアと、カードに書かれた血液型別の相性コメントを照らし合わせ、盛り上がりながら会話のネタにする。
6、結果を相性ノートに記録する。日付・相手の名前(イニシャルでも可)・血液型の組み合わせ・スコア・その日の感想を書き残す。数ヶ月後や記念日に見返して「あの頃とは印象が変わったね」と振り返る楽しみ方も定番とされる。7、後始末は、相性ノートやカードは、関係性が続く限りは記念として保管する。処分する場合は「楽しい時間をありがとう」と感謝を述べたうえで、白い紙に包んで処分するのが良いとされる。
ネットで見つかった体験談集
一つ目に、あるnoteブロガーの話がある。「丑の日ではなく大安の日にA型の整理整頓ワークを3日間試した」と綴っている。「部屋が片付いただけでなく仕事の書類ミスも減った気がする」とも綴っている。本人も「儀式のおかげか単に片付けをしたからかは分からないが、気分は明らかに上向いた」と冷静に振り返っている。
二つ目に、B型の自由帳ワークを満月の夜に実践したというブログ投稿がある。投稿者は「自由帳に好きなアニメのことをひたすら書きなぐった」と書いている。「次の日に急にアイデアが降りてきて創作activityが捗った」という体験談が紹介されている。コメント欄には「B型あるある、興味のあることだと急にやる気出るよね」という共感の声が多数寄せられていた。
三つ目に、Yahoo!知恵袋には「AB型って二面性ありますか」という質問が投稿される。複数の回答者が実体験を交えて回答している。「鏡の前で自分の二つの顔をノートに書き出すワークを試した」という声がある。「自分でも気づいていなかった一面を発見できた」と続く。「二面性を否定せず受け入れることで気持ちが楽になった」という声もある。
質問自体への関心の高さがうかがえる。
四つ目に、X(旧Twitter)ではO型の一粒万倍日に赤い財布をおろしたユーザーが「その週にちょうど昇進の打診があった」と投稿する。リプライ欄で「O型はやっぱり勝負運強い」「たまたまタイミングが重なっただけでは」と賛否両論のやり取りが盛り上がっていた。五つ目に、5ch系のオカルトまとめサイトの過去ログには、合コンで血液型相性診断カードを使ったという体験談がある。
「O型男とA型女でスコアが高く出た」という「当たった」報告がある。「実際その2人はその後付き合ってうまくいっている」と書かれている。「AB型同士でスコアが低く出たカップルが逆に一番長続きしている」という「外れた」報告もある。この二つが同じスレッド内に並んで書き込まれている。当たる当たらないは結局のところ運用次第だという結論に落ち着いていた。
六つ目に、Instagramで血液型別開運おまじないを紹介する投稿がある。「AB型の鏡ワークを2週間続けた」というコメントが寄せられている。「周りから『前より自然体になったね』と言われるようになった」という内容だ。一方、「正直科学的根拠はないと思うけど」という冷静な感想も多い。「自分を見つめ直すきっかけになるのは事実」という声も見られる。
血液型占いの実践儀式が娯楽と自己分析のバランスの上に成り立っていることを示す好例となっている。
実践にあたっての注意
これらのおまじない・儀式・相性診断はあくまで娯楽と自己分析のためのセルフワークである。血液型によって人の能力や人格を断定したり、就職・結婚などの重要な意思決定の材料として使ったりすることは推奨されない。
過去にBPOが指摘したような「血液型による差別的な決めつけ」がある。いわゆるブラッドタイプ・ハラスメントにつながらないようにしたい。相手を尊重しながら、あくまで会話のきっかけや気分転換として扱いたい。気軽に楽しむ姿勢を忘れないようにしたい。
