スピリチュアル総合資料館
護符・お守り
護符、霊符、御札、魔除け。何が書かれていて、どこに置いて、どう返すのか。
11件の記事を収録しています。
ユダヤ教徒の家の玄関に立ったとき、最初に目がいくのは扉ではない。右側の柱に、斜めに取り付けられた細長い小さな筒がある。金属のもの、木のもの、陶器のもの、樹脂のもの。大きさは指ほどから手のひらほどまで幅がある。たいてい表面には、ヘブライ文
沖縄本島から先島諸島、そして鹿児島県の奄美群島にかけて、家という空間を守るための民間信仰がいまも生活のなかに残っている。台所に据えられた小さな香炉に、朝の水を供える人がいる。丁字路の突き当たりの塀には、三文字を刻んだ小さな石板が貼りつい
標高五千メートルの峠に立つと、まず耳に入るのは風の音だ。次に目に入るのが五色の布である。青、白、赤、緑、黄。色褪せ、端がほつれ、糸のようになりかけた布切れが、何百枚も重なって風に鳴っている。チベット文化圏を旅した人なら誰でも見ている光景
アイルランドの家々では、二月一日の朝に、イグサや藁で編んだ小さな十字が戸口の上へ掛けられてきた。聖ブリギッドの十字と呼ばれるこの護符は、火事と病と災いから家を守るものとされる。一年たつと新しいものに掛け替えられる。この記事は、その十字を
一枚の紙に文字とも図とも判別しがたい線が走り、朱と墨の色だけで異様な緊張感を放つ。そういうものを目にしたことがある人は少なくないだろうね。神社の授与所や寺院の護摩堂、あるいは古書店の片隅で。それが護符だ。護符とは、特定の願意を込めて素材
朱色の墨で、奇妙な記号や文字が書き殴られたような紙。神社で受け取る御札や御守りとは、どこか違う。一見すると子どもの落書きにも見える曲線や点、漢字とも呪文ともつかない文様の組み合わせ。それが霊符(れいふ)らしい。この紙切れは、千年以上の時
バンコクの朝、渋滞したタクシーの運転席を見上げると、天井から小さな仏像がいくつも吊るされて揺れている。屋台で麺を茹でる店主の首元からは、金色のケースに納まった楕円形の何かが汗で光る。ムエタイの選手はリングに上がる前、腕や背に彫られた黒い
神棚や玄関の鴨居の上、あるいは台所の柱に、細長い白木の板や紙片が祀られているのを見たことがある人は多いはずだ。あれが御札、おふだだ。まあ、名前くらいは誰でも知っているだろう。神社や寺院で祈祷や祭儀を経て授けられる、神仏の力や加護が込めら
年明けに見る夢で一年を占う風習は、平安末の家集にまで遡る。一富士二鷹三茄子の序列がいつ固まったのか、宝船の絵を枕に敷く作法と回文の歌、悪夢を見たときの獏への託し方までを史料に沿って並べていく。初夢を見る日付の数え方も示す。
土地そのものを鎮めるという発想を、道教の鎮宅霊符神から辿る。七十二枚の霊符の構成、日本へ渡って陰陽道と習合した経緯、地鎮祭で神主が行う次第、そして今も貼られる鬼門の護符の扱い方までを並べる。符を貼る向きと外す時期も示す。
邪気や疫病を家に近づけないための実践を、護符や呪物と区別して整理する。盛り塩の置き方と替え方、節分の柊鰯、屋根に載る鍾馗、門口の石敢當。それぞれの由来と地域差、今も残る作法を具体的に並べていく。盛り塩を下げる日の決め方も示す。
