スピリチュアル総合資料館
呪術・呪い返し
かけられた側から見た呪い。断ち方と跳ね返し方、それから手を出さないほうがいい線引き。
16件の記事を収録しています。
呪い返しの実践法をまとめた。盛り塩と鏡返し、九字と光明真言、祓詞の全文、形代を水に流す手順まで。記紀神話から陰陽道・密教・神道の理屈もあわせて追う。
夜半、卓上に置かれた一本の蠟燭の炎がわずかに揺れる。窓の外には月が昇り、香炉からは乳香の煙がまっすぐに立ち上る。その前に座る者は、目を閉じて呼吸を整え、やがて低く、はっきりとした声で名を呼ぶ。これは映画の一場面ではなく、正直、初めて聞く
呪術という言葉を聞いて、多くの人がまず思い浮かべるのは何だろう。丑の刻参りの藁人形か、あるいは漫画やアニメで描かれる派手な超常バトルか。しかし本来の呪術は、もっと地味で、もっと生活に密着した技術体系らしい。人類学的に言えばこうだ。呪術と
十六世紀のイングランドに、当代随一の学者がいた。ケンブリッジで学び、ヨーロッパ中の大学から招聘を受け、女王エリザベス一世の戴冠日を占星術で選び、英語圏で初めて大英帝国という言葉を印刷物に記したとされる男。ユークリッドの原論の初の英訳に序
ヘブライ語には、アラビア数字が入ってくるまで数字という独立した記号がなかった。数を書きたければ文字を使う。アレフと書けば一、ベートと書けば二、そしてタヴと書けば四百になる。この、いまの私たちからすれば不便きわまりない事情が、二千年以上に
大西洋を挟んだ二つの土地に、同じ根を持ちながら、まったく別の姿に育った信仰がある。ひとつはカリブ海の島国ハイチで、国民の精神生活そのものになったヴォドゥ。もうひとつはアメリカ南部の黒人コミュニティで生き延びた民間呪術、フードゥーだ。日本
死者の幽霊とは別に、生きている人間の強い念が相手のもとへ飛ぶとされてきた。嫉妬や恨みが引き金になる仕組み、飛ばした本人に自覚がない理由、源氏物語から現代の相談事例までの受け取られ方と、離すための作法を追う。本人の側から止める方法にも触れ
符箓に現れる読めない文字は、漢字を崩し組み替えて作られた呪術専用の書体だ。道教の雲篆から陰陽道の符へ渡った経緯、雷令や勅令といった構成部品の意味、そして実際に書くときの筆順と作法までを整理する。墨と朱の使い分けと書く時刻にも触れる。
占術ではなく修行体系としてのカバラを扱う。十のセフィラと二十二の径の構成、黄金の夜明け団が整えた小五芒星儀礼の手順、ミドルピラーの瞑想、そして名を唱えるときの発音と作法までを実践に沿って示す。独学で始める順序も具体に示す。
元三大師良源に帰されるおみくじの源流から、番号を引く仕組みと吉凶の割合を見ていく。結んで帰すか持ち帰るかの判断、凶を引いたときの扱い、絵馬の書き方と奉納の順番、返納の時期までを具体に並べる。番号と吉凶の対応表の扱いも示す。
神社のお守りとは違い、タリスマンは作る側が力を封じ込める道具だ。七惑星に対応する金属と印章、惑星時間の計算、彫る文字と唱える言葉、清めと奉献の順番。西洋魔術の文献に沿って実際の手順を組み立てる。作った護符の保管と処分にも触れる。
角ばった直線だけの北欧の文字体系が、なぜ呪術の気配をまとうのか。古ゲルマンのフサルクの成立、オーディンの神話、一文字引きと三文字引きの手順、彫って使う魔術の作法と歴史的な誤用までを並べる。ナチスによる悪用と戦後の扱いも示す。
動物の霊を代々使うとされた家系の伝承は、富の説明と同時に激しい差別を生んだ。イズナ・トウビョウ・オサキ狐・犬神それぞれの分布と語られ方、婚姻や取引で受けた排除、解消に向かう経緯までを追う。今も残る言い回しと地名にも触れる。
呪詛というのは、誰かに災いや死をもたらすために行う呪術の総称だ。願掛けやおまじないと何が違うのか。手順を見比べても、実はあまり違わない。決定的に違うのは矛先だけになる。神仏に幸運を祈るのと、誰かの不幸を祈るのは、外から見ればよく似た所作
まずはこの話から始めたい。伝説はいつも、間抜けな一手から動き出す。ソロモン王は神殿を建てた。ただし人手だけで建てたわけではない、というのが伝説の側の言い分になる。王は七十二の魔神とその軍団を働かせた。石を運ばせ、柱を立てさせ、水を引かせ
呪物とは、強い恨みや執着、あるいは説明のつかない不幸の記憶が染みついているとされる物品の総称になる。人形、鏡、古着、仏像、写真、髪の毛、手紙、宝飾品。形状やジャンルは問わない。持ち主に災いをもたらす、手放しても戻ってくる、触れた者が体調
