奇怪千万からのお願い

このサイトの記事が面白かった、役に立ったと思って頂けたら、一つお願いがございます。
Amazonで何か買う予定があるとき、その前に下のボタンから入って頂いて買い物をしていただくと
サーバーの運営費と心霊スポットやパワースポットの取材費になります。

ここから入って買い物をすると、金額の数%が紹介料として私に入ります。
貴方様の支払いが増えることは一切ありません。買う物も何でも構いません。
記事をもっとたくさん増やしたいので、ご協力をお願いします。

当サイトではアマゾンアソシエイト以外のアフィリエイトは使用しません
(記事が見づらくなるから・・・)

kikaisenban

怪談

花の前で

妻の眼鏡を受け取った帰り、知らない女の人の遺影を見て泣いた。なぜ懐かしいのか考えるうちに、隣の妻と過ごした場面だけが思い出せなくなった。
怪談

昼間に来た人

退職した高瀬は、旧友を昼に訪ねた。幼い頃に一度会った娘が、何度も来たはずだと言った。
怪談

戸を閉めずに

焼き鳥の皮を待っていた。柱の横で丸くなった煙は、扇風機を止めても崩れなかった。
怪談

まだ見ている

妹と出掛けた小さな美術館で、ポスターの女が顔を背けていた。近づくと、女は椅子を降り、流し台の陰へ隠れようとした。
怪談

そこから見ていて

運転を再開した友人の駐車練習に付き合った。向こうの列に、同じ傷のある車が停まっていた。
怪談

よく選んだ

一人で梨の摘み取りへ来た恵は、ようやく気に入った実を見つけた。割ってもらうと、その内側には夜の枝があった。
怪談

白を持つ手

日曜に二局打ち、勝った方が蕎麦を奢る。そんな付き合いの相手と盤を挟んでいた時、白い石をつまむ指が、石と離れなくなった。
怪談

横になった人

敷布団を試した妻が、家具店の売場で眠ってしまった。起こさずに待つ夫は、その足元の織り目の中に、もう一人寝ている者を見つける。
怪談

足の下に置くもの

買物帰りに立ち寄った餅まきで、隣の女性と袋を分け合った。餅へ伸びた手は下がったのに、人々の足は地面へ戻らなかった。
怪談

よく聞こえるところ

半年ぶりに仲間の練習へ戻った榊は、三人の声がよく合うことにほっとした。歌い終えても、その声は部屋に残っていた。