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霊能・霊界

スピリチュアル総合資料館

霊能・霊界

霊媒、口寄せ、死後の世界。見えると言った人たちが何を残したのかを見ていく。

74件の記事を収録しています。

寺の本堂で炎が立ち上がり、太鼓が腹に響く。僧侶たちが一斉に何かを唱えはじめると、意味はわからないのに、体のほうが先に反応する。密教のまじないというのは、まずそういう体験として人の前に現れるらしい。ここで扱うのは、真言宗と天台宗に伝わる密

輪廻転生とサンサーラ、ピタゴラス学派の転生論まで、生まれ変わりの思想は洋の東西で驚くほど普遍的だ。仏教伝来後に庶民信仰へ溶け込む道筋、カルマという語の変質、前世療法の実際と危うさまでを順に見ていく。催眠と記憶の作られ方にも踏み込む。

ラピスラズリの護符からツタンカーメンの副葬品まで、石に力を見る信仰はほぼ全ての文明にある。鉱物ごとに割り当てられた意味の出どころ、浄化と呼ばれる手入れの作法、そして現代の流通と価格をめぐる実情を並べる。産地偽装や染色の見分け方にも触れる

聖人の光背から神智学のオーラ図、キルリアン写真、そして現代のオーラ診断まで。色ごとに割り当てられた意味の出どころ、見えると語る人たちの証言、波動という語が商品説明に使われるまでの道筋を整理する。オーラの色診断の実際にも触れる。

先祖の霊が見守るという民間の考えに、神智学や心霊主義の用語が重なって今の形になった。指導霊や支配霊といった階層の分け方、霊能鑑定でどう語られるか、そして自己啓発と結びついた経緯までを追いかける。守護霊交代という語りの出どころも示す。

宗派も名前も知らないまま手を合わせる、という営みが民間信仰の核心だ。道祖神と地蔵、屋敷神と氏神、竈の神と便所の神。暮らしの中に溶け込んだ祈りの対象を並べ、供え物と作法、年中行事との結びつきを見ていく。講と代参という仕組みにも触れる。

起きたことが全部どこかに記録されているという考えは、神智学のアーカーシャ概念から始まった。ブラヴァツキーとシュタイナー、エドガー・ケイシーのリーディング、そして現代の読み方講座までの道筋を追う。読めると称する講座の実態にも触れる。

自分以外の誰かに自分の口を使って喋らせる、という技法の系譜。十九世紀の心霊主義と自動書記、ケイシーの睡眠中の口述、セスやラムサの流行、そして実際に行われる手順と危うさまでを順に並べていく。降ろした内容をどう検証するかも示す。

地球生まれではないと語る自己認識は、一九七〇年代の児童観から始まった。インディゴからクリスタル、レインボーへ広がる区分、プレアデスやシリウスという出身地の由来、救いになる面と閉じていく面を見る。診断に頼りすぎる危うさも書く。

初七日から四十九日まで、七日ごとの法要はもともと裁判の期日だった。死出の山と三途の川を越え、秦広王から閻魔王まで十王の審理を順に受ける道筋、その正体である本地仏を並べた十三仏の体系、そして三十三回忌まで延ばした日本独自の死後観を、最初か

死者の耳元で四十九日間読み続ける、恐ろしく実務的な案内書の中身を追う。埋蔵経として見つかったという伝説、バルドを渡る道筋、ユングとリアリーによる読み替え、そして現代のホスピスでの使われ方まで。日本語訳ごとの違いにも触れる。

兵庫県の六甲山系、金鳥山の中腹。戦後四年目の山中に、一人の男が小屋を建て、地面に電極を打ち込んでいた。男の名は楢崎皐月。電気技術者であり、自称するところの物理学者である。彼が測っていたのは大地の電位だった。地面に差し込んだ電極の間に生じ

手のひらに、ある朝いきなり穴が開く。血が出る。医者が診ても原因が分からない。傷はふさがらないくせに、化膿もしない。しかも位置が、なぜかキリストが十字架にかけられたときの傷とぴったり同じ。これが聖痕、スティグマータだ。八百年ぶん記録が残っ

一八四八年の春、ニューヨーク州西部の名もない集落で、数回の乾いた音が鳴った。その音が、その後百八十年近くにわたって西洋世界の死生観を揺さぶり続けることになる。近代スピリチュアリズムと呼ばれる巨大な運動は、教義書からも預言者からも始まらな

北の空に、ほとんど動かない星がひとつある。まわりの星は一晩かけてぐるぐる回っていくのに、その星だけは同じところに居座っている。これを見て「あれが天の中心だ」「あそこに世界の主がいる」と考えた人たちがいた。中国ではこれを北辰と呼び、日本で

千葉県市川市中山の遠壽院で、二〇二六年二月十日の朝六時二十分に瑞門が開いた。百日の荒行を終えた僧が六時三十八分に門を出て、五十分には表堂で参詣人への法楽加持が始まっている。木剣に数珠を重ね、法華経の文を唱えながら打ち鳴らす加持だ。これを

秩父の三峯神社で御眷属を借りると、白木の箱に納めた御札を渡される。蓋には三つから六つほどの小さな穴があり、中のお犬様が息をするための穴だと言われてきた。中身は紙の札。それでも箱は、生き物を運ぶ作りになっている。借りる相手は、三峯の神の使

大阪の四天王寺の大黒堂は、甲子の日ごとに甲子会を営み、加持をした黒豆を七粒ずつ授けている。黒豆と大黒天と甲子。家で甲子待をするときの供え物と、そのまま重なる顔ぶれだ。甲子待は、干支の甲子にあたる日の夜に大黒天を祀り、子の刻まで起きている

国立国会図書館の暦の解説には、天赦日を「百神が天に会合し、天が万物を許す日」と書いた一行がある。暦の下のほうに刷られた吉凶で、昔から下段と呼ばれてきた注だ。明治の改暦で官の暦から消されたのに、手帳やカレンダーには今も刷られている。消えな

成田山新勝寺の大本堂では、朝の五時半か六時に最初の護摩が焚かれる。太鼓が鳴り、僧が炉に護摩木をくべて、不動明王の前で火が高く上がる。寺の案内では、平安の頃から千年以上続く密教の修法で、炎で心の迷いや穢れを清める祈りだと説明していた。火は

一月九日の深夜十二時、西宮神社では境内の門がすべて閉じられる。神社の開門神事の解説によると、もとは町の家々も門松を逆さにして戸を固く閉め、明かりを消して夜明けを待った。これが忌籠、居籠とも書く神事だ。夜が明ける午前六時、大太鼓を合図に表

京都の古い町家で、おくどさんの脇の壁を見上げると、縦長の札が一枚貼ってある。上に「阿多古祀符」、その下に大きく「火迺要慎」。読みは「ひのようじん」。愛宕山の上に鎮まる愛宕神社の火伏せの札で、京都では家の台所から料亭の厨房まで、火を使う場

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